密度汎関数法による希ガス原子間のファンデァワールス相互作用の解析
豊橋技術科学大
○関野秀男,栗田典之,井上英計
Abstract
密度汎関数法は、分子の安定構造と電子状態を容易に且つ高精度に解析できることが明らかになりつつある。しかし、長距離的な分子間相互作用が、この方法によりどの程度記述できるかは、未だ確定した結論は得られていない。そこで、我々は様々な密度汎関数法を用い、希ガス原子(He,Ne,Ar,Kr,Xe)間のファンデァワールス相互作用を解析し、どの汎関数が長距離相互作用の解析に適しているかを検討した。
In order to elucidate the efficiency of density functional theory (DFT) for describing van der Waals interaction, we performed several DFTs, CCSD(T) and MP4(SDTQ) calculations for rare gas dimers: He-He, Ne-Ne, Ar-Ar, Kr-Kr and Xe-Xe.