C2h(M)の対称性を持つ7−アザインドール二量体(7-AzI2)の励起状態二重プロトン移動反応(ESDPTR)
名大院理
○金丸信明
Abstract
[1]7-AzI2は古くからESDPTRを示す系として知られており、最近ではfsレーザーを用いての研究も行われている。しかしその機構(1段階か否か)については決着していない。“不毛な”論争の終結を試みた。[2]関連する様々な系についての生の(含む計算機)実験データを検証し真(の実験事)実を明らかにする事から始めた。[3](1)weak coupling case (2)決着は尚早。(3)fs励起の実験では,multiple resonancesの生成に伴う複雑な過程を見ている。
The title reaction can be described with the {n} - {i} - {t} scheme: (1) By the laser with coherence of ~ 1 ns, compound states on these bases are prepared. (2) The ideal but not-yet-done experiment is for ~ 1 ps where n (-> {i}; ?) -> {t} process should be observed