92914337.153

2次元3パルスフォトンエコー


阪大院基礎工・極限研セ

○長澤裕,清家和茂,室本崇之,岡田正



Abstract


我々はパルス幅26フェムト秒の非常に安定なクロミウムフォルステライトレーザーを製作し、これを2次元3パルスフォトンエコーの測定に応用した。これによりポリマーガラス中の色素ナイルブルーの電子位相緩和過程を30kから室温まで温度変化させて測定した。この結果電子の位相緩和は低温でも非常に高速であるが、位相情報を一度密度行列の対角項に記録すると100ピコ秒後でも誘導エコーを発生できることがわかった。

We have developed a very stable Cr: forsterite laser which can produce pulses as short as 26fs and applied to the measurement of two dimensional three pulse photon echo. We have measured the temperature dependence of the electronic dephasing process of a dye, Nile blue in polymer glass.