マトリックス単離赤外分光法による超音速分子線中のフッ化メチルクラスターの構造
東農工大院BASE
○二見能資,工藤聡,高柳正夫,中田宗隆
Abstract
パスルノズルを用いてフッ化メチルとアルゴンの混合気体を冷却したヨウ化セシウム板に吹き付けてマトリックス単離し赤外吸収スペクトルを観測した。スペクトルには、フッ化メチルの単量体のほかに、クラスターのスペクトルが観測された。濃度依存および押し圧依存によりフッ化メチルの二量体のスペクトルを帰属した。また、水とフッ化メチルのクラスターと思われるピークも観測された。分子軌道法によって最適化されたクラスター構造の振動数との比較を試みた。
AsampleofmethylfluoridedilutedwithArinasupersonicjetwasdirectlydepositedonaCsIplateat15K Theinfraredspectraofclustersofmethylfluoridewereobservedandcomparedwiththevibrationalfrequenciesobtainedbyquantumchemicalcalculations Theobservedbanswereassignedtomethylfluoridedimmeroramethylfluoride?watercomplex