シトクロム類の伝導性と還元過程
熊大院自・分子研
市村憲司,○吉武清花,井口洋夫
Abstract
シトクロム類が還元状態で伝導性が向上すること、特に、シトクロムc3は生体導体といえることを報告してきている。また、水素雰囲気下における自己還元過程があり純粋な還元体膜が作成できることを報告している。本研究では、自己還元過程を調べたところ、溶液と固体膜では異なる挙動を示し、また、緩衝液を用いてpH依存性を調べたところ緩衝液の種類に大きく依存することを見致したので還元機構と伝導性との相関を報告する。
Wehavereportedthatthereducedstatesofcytochromesshowincreaseinelectricalconductivities,andespeciallycyt c3isbio-organicconductor Self-reductionofcytochromesunderthehydrogenatomosphereisalsoreported Inthisstudy,wefoundthedependenceofself-reductiononphase,pHandthesortofbuffer,whichleadstodiscusiononreductionandconductionmechanisms