92889386.489

活性炭素繊維の臭素吸着効果


東工大院理工・中央大院理工

○熊谷北斗,高井和之,佐藤博彦,榎敏明



Abstract


ナノサイズのグラファイトがランダムに積層した活性炭素繊維(ACFs)に、アクセプターとして臭素を室温でドープさせた。電気伝導度が4倍程度増加し、RamanスペクトルからはグラファイトのGバンドピークが7cm-1高波数側へシフトした事から、わずかにACFsから臭素への電荷移動が起きている事が示唆される結果が得られた。当日は磁化率などの結果も合わせて発表する予定でいる。

The activated carbon fibers (ACFs), which consist of a 3D random network of nano-graphite domains, are doped with bromine. According to the results of electrical conductivity and Raman spectra, it is suggested that the rate of charge transfer between ACFs and bromine is smaller than that of Br-GIC.