中赤外連続発振レーザーを用いたキャビティリングダウン分光法の開発
コンポン研・豊田工大
○江頭和宏,寺嵜亨,近藤保
Abstract
クラスターの光吸収スペクトルは幾何構造や電子構造に関する重要な情報を与える。微量のクラスターの吸収を超高感度・高分解能に検出するために、キャビティリングダウン分光法を導入した。今回は赤外領域に注目し、光源として中赤外領域(3ミクロン帯)で連続発振するシングルモードのレーザーを開発した。この出力を音響光学素子で強度変調した後、外部共振器に導入し、リングダウン信号を検出する装置の製作を進めている。
Photoabsorption spectra of clusters give important information on their geometrical and electronic structures. We are developing a cavity ring-down spectroscopy system with a cw single-mode laser in the mid-infrared (3 micrometer) region in order to measure photoabsorption spectra with high sensitivity and high resolution.