アルカンチオール自己組織化単分子層の構造-形成溶媒、温度および電位の効果
北大院理
○和野裕美,山田亮,酒井秀忠,田中吉彦,魚崎浩平
Abstract
アルカンチオール自己組織化単分子層(SAM)は、固体表面の改質、機能性付与の手段として広く応用が期待されている。本研究では、SAMの形成プロセスの解明、構造制御を目的とし、SAM構築時における溶媒、温度および電位の効果を電気化学測定並びにSTMで詳細に追跡してきた。表面のピットの数と大きさはこれらの条件に大きく依存した。
Effects of solvent, temperature and potential on the structures of the self-assembled monolayers (SAM) of alkanethiol on a Au(111) surface were investigated by electrochemical measurements and STM. Number and size of the pits on the surface depended strongly on these factors.