92924725.883

F2分子の励起状態についての理論的考察


名市大院・北大院理

○森山浩子,和佐田(筒井)祐子,関谷雅弘,舘脇洋



Abstract


F2分子について3個の励起状態(1Σu1Πg1Πu)のポテンシャルカーブを求めた。1Σuに対しては15個、1Πgに対しては12個、1Πuに対しては12個の参照関数からみた一電子励起CI(sCI)を行った結果、第一励起状態については誤差が0 25〜2eV程度であり実験値と良く一致した。同じ参照関数を使用した一、二電子励起CI(sdCI)計算ではさらに誤差の少ない結果も出てきており、高い励起状態についても計算を続行中である。

Potential energy curves for the excited states were obtained using single excitation CI methods. As reference configurations,we took 15 configurations for 1Σu,12 configurations for 1Πg and 1Πu. The calculated excitation energy was found to be in good agreement with the experimental results.