２波長Dip分光法を応用したファーフィールド超解像顕微鏡法の開発(III)-結像性能に関する理論検討-
分子研
○池滝慶記，渡邉武史，石内俊一，酒井誠，尾松孝茂，山元公寿，藤井正明
Abstract
我々は昨年、２波長Dip分光法を応用したファーフィールド超解像顕微鏡法に関する原理検証実験に関して報告をした。そこで、本顕微鏡法で期待できる結像性能を明らかにするために、ローダミン6Gにおける２波長Dip分光法に関する基礎分光データを基に波動光学を用いて到達空間分解能をシミュレートした。その結果、ナノ秒レーザーを用いることで光の回折限界を凌駕する50nmの空間分解能が得られるとが判明した。（１９７）
Wehavetheoreticallyinvestigatedopticalpropertiesofanovelsuper-resolutiontechniqueusingatwo-colordipspectroscopy BasedonobtainedspectroscopicdataofRhordamine6-G,spatialresolutiongivenbytheproposedtechniquewascalculatedusingwaveoptics Itisfoundthattheresolutionisexpectedtobe50nm