Ru(001)表面上におけるカチオンの水和構造
慶大理工
○中村将志,伊藤正時
Abstract
Ru(001)表面上におけるNaやNH4といったカチオン種の水和構造を赤外分光法により調べた。Naの被覆率により、水和水の配向が変化していくことが判明した。また、Naが低被覆率の場合においては、水和水が解離することなく安定に存在している。
The coadsorption of water with cations (Na and NH4) on Ru(001) was studied by IRAS. The orientation of the hydration water molecule changes with the increase in Na coverage. The monomer water molecules coadsorbed with Na remain stable without decomposition on Ru(001) surface.