ビス（トリアリールアミン）類の合成・電気化学的研究
関西大工
○矢野将文，花見正樹，辰巳正和
Abstract
純粋有機混合原子価分子を目指して種々のスぺーサーおよび置換基をもつビス（トリアリールアミン）を理論計算の結果をふまえて設計した。これらを有機合成し、酸化還元特性をサイクリックボルタンメトリーをもちいて検討した。すべての誘導体について良好な二電子酸化還元が観測された。第一酸化還元電位を第二酸化還元電位との間隔はスぺーサーの種類に強く依存することが見いだされた。純粋有機混合原子価分子の設計方針について提案する
Bis(triarylamine)derivativeswithvariousspacersandsubstituentsweredesignedandsynthesized Thesemoleculesareconsideredasmodelsforpurelyorganicmixedvalencesystems Redoxbehaviorwereexaminedbyusingcyclicvoltammetry Therelationshipbetweenstructuresandfirstandsecondredoxpotentialswereelucidated Moleculardesignrulesforpurelyorganicmixedvalencesystemswillbereported